■葉の性質による違い


玉露日本の緑茶の中では最高級品。
新茶の時期に覆いをして直射日光を遮り、肥料を煎茶の3倍くらい与えうまみをひきだしたもの。葉質は柔らかく、薄い。
アミノ酸が特に多く、タンニンが比較的少ないため、うまみを強く感じます。
煎茶日本茶の生産量の約9割を占める最も人気のあるお茶です。
蒸して揉み、乾燥させますが、揉むことにより茶葉にねじれができ、お湯を注いだときにそのねじれが開き、煎茶のうまみを味わえます。
渋味と甘味の調和がとれており、後味がさっぱりしています。
番茶煎茶用の葉を採った後に残る古葉の硬化葉茎や煎茶の製造過程で除かれた大きな葉などで作られます。
香りが少なく、苦味や渋味などがはっきりしているのが特徴です。
てん茶玉露と同様に育てたものを揉まずに作ります。抹茶の原料です。
かぶせ茶茶園に覆いをして育てたもので、玉露と煎茶の中間的な特徴があります。


■製造工程による違い


蒸し制玉緑茶煎茶の製造過程で形を整える工程を省いたもの。
曲玉状や釣針上の形をしており、グリ茶とも呼ばれます。
深蒸し茶煎茶に比べ2~3倍長い時間蒸します。色も味も濃い目です。
番茶煎茶用の葉を採った後に残る古葉の硬化葉茎や煎茶の製造過程で除かれた大きな葉などで作られます。
香りが少なく、苦味や渋味などがはっきりしているのが特徴です。
釜入り茶蒸す代わりに釜で炒って発酵を止めます。中国緑茶の主流です。


■加工による違い


抹茶てん茶を臼でひいて粉にしたもので主に茶道で使われます。
葉を丸ごと食べるお茶です。
ほうじ茶煎茶に比べ2~3倍長い時間蒸します。色も味も濃い目です。
番茶番茶や茎茶を強火で炒って作ったもので、香ばしさが特徴です。
玄米茶番茶で炒った玄米を混ぜたもので、香ばしい香りがします。


■選別による違い


芽茶製造工程で除かれた芽の部分で作られます。
茎茶煎茶や玉露を作る過程で取り除かれた茎や茶軸から作られます。
粉茶煎茶や玉露を作る過程で出た粉状のもので作られます。




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